2009.06.17名松線車両逸走事故の対策について
平成21年4月19日に発生いたしました名松線車両逸走について、原因および対策を以下のとおりとりまとめました。対策については準備でき次第実施しております。これらについて、昨日、中部運輸局に報告いたしました。
1.原因について
運転士が、入換車両の出区点検時において留置時のブレーキが効いていると思い、ブレーキをかけることなく手歯止めを撤去した状態で運転台 を離れたため。
2.対策
@家城駅における入換作業の解消(6月1日より実施)
・今回事故を発生させた回416D到着車両の家城駅における入換作業をなくし、同日中に回送列車として松阪駅まで運転することとした。
・家城駅に引き続き留置する419Cについては、留置時に運転士が通常時に扱うブレーキに加え、別機構で作用させることが可能な直通予備ブレーキを使用し、翌朝のブレーキ試験実施前にこれを解除する取扱いを追加した。
A名松線の運転業務に従事する運転士の限定(8月1日より実施予定)
・名松線の運転業務に従事する運転士を当該運輸区内の20名程度の運転士に限定することで、乗務する運転士へのきめ細かな業務実態把握及び適切な指導を行える体制の充実を図る。
B家城駅車両留置用手歯止めへの注意喚起札の貼付(4月30日より実施)
また、発生直後より在来線全運転士に対し、基本動作の徹底や現地指導を実施しております。
なお、今後も可能な対策を検討します。
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