2009.06.26700系の加速度向上について
これまで700系新幹線車両では、東海道区間において発車時などの加速度を毎秒1.6km/h(1.6km/h/s)に設定して運行しておりました。
当社では、平成18年3月の新ATC導入に伴い、700系の加速度を毎秒2.0km/h(2.0km/h/s)に向上させることが可能となったことから、車両の改良を昨年10月より進め、このたび、改良工事が完了しましたのでお知らせします。
これにより、ダイヤの設定が柔軟にできるようになるほか、列車遅延時の回復力が向上するなど、安定輸送が一層確保できるようになります。
1. 改良内容
700系、923形の加速度を2.0km/h/sにする
※923形・・・700系をベースにした試験車両(ドクターイエロー)
○改良による加速度の比較
700系、923系
(改良前)1.6km/h/s → (改良後)2.0km/h/s
【参考】他の車両の加速度
N700系 2.6km/h/s
300系 1.6km/h/s
2. 対象編成
700系:60編成(全編成)
923形(電気・軌道総合試験車):1編成
計61編成
3. 改良時期
平成20年10月〜平成21年6月
4.工事費額
約2億円
※詳細は別紙をご覧下さい。
「700系の加速度向上について」 ( 173kb / PDFファイル)
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