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2009.06.26定例社長会見(平成21年6月・東京)

◆700系の加速度向上について
 
 今回、700系の発車時などの加速度を向上させることで、ダイヤの設定が柔軟にできるようになるほか、列車遅延時の回復力が向上するなど、安定輸送が一層確保できるようになります。
 
 これまで700系は、東海道区間において、発車時などの低速域での加速度を、毎秒1.6km/h(1.6km/h/s)に制限して運行していました。これは、終端駅部等において停車する際、再度、力行した時に、速度が上がり過ぎないようにするために行っていた措置です。
 
 しかし、平成18年3月の新ATC導入に伴い、前述の終端駅部等とそれ以外の箇所を車上側で判別できるようになりましたので、終端駅部等では、これまで通り毎秒1.6km/h(1.6km/h/s)とし、中間駅の発車時などでは、加速度を毎秒2.0km/h(2.0km/h/s)に向上させることとしました。
 
 そこで、車両の改良を昨年10月より進め、このたび、改良工事が完了しました。
  
 加速度を毎秒1.6km/hから毎秒2.0km/hにすることで、最高速度の270km/hに到達するまでの時分が、300秒から285秒になり、約15秒短縮します。※N700系の270km/hまで到達時分・・・180秒
 
 これにより、ダイヤの設定が柔軟にできるようになるほか、列車遅延時の回復力が向上するなど、安定輸送が一層確保できるようになります。ちなみに、N700系は、改良700系より高い毎秒2.6km/h(2.6km/h/s)の加速度をもち、加速性能は一段と高くなっています。
 
 改良する編成数は、700系が60編成(全編成)と、ドクターイエローと呼ばれている700系をベースにした試験車両923形が1編成の合計61編成です。なお、工事額は約2億円です。
 

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