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2009.12.01東海道新幹線雪害対策用水に係る指示及び当社の改善策について

東海道新幹線では、岐阜羽島〜京都間の降積雪地区において、安全安定輸送を確保するために、冬季の雪害対策としてスプリンクラーによる散水を実施しております。
岐阜県が管理する一級河川相川、藤古川から取水し散水している箇所について、平成20年度の取水実績を取りまとめて報告したところ、水利使用規則に定める取水量上限を超えていることが明確になりましたので、岐阜県より指示を受け、本日、改善策について報告しました。
 
関係の皆さまにはご迷惑をお掛け致しました。今後は、岐阜県からの指示に対して適切な措置を講じて参ります。
 
 
1.不適切な事象
 
河川管理者からの許可条件には「単位時間当たりの取水量」及び「一日最大取水量」が定められていますが、「一日最大取水量」について超過した日がありました。これは必要となる散水時間が拡大しているにもかかわらず、必要な変更手続きをしてこなかったためです。
 
<許可条件>
●単位時間当たりの最大取水量(一日最大取水量)
相川:0.070 立方メートル/秒 (2,000 立方メートル/日)
藤古川:0.066 立方メートル/秒(2,000 立方メートル/日)
 
<取水実績(毎年12/1〜3/31)>
●超過日数/取水対象日数(日) 最大取水量(立方メートル/日)
相川:
H17年度 15/121(日) 3,805(立方メートル/日)
H18年度  3/121(日) 3,610(立方メートル/日)
H19年度 11/122(日) 3,719(立方メートル/日)
H20年度 1/121(日) 2,160(立方メートル/日)
 
藤古川:
H17年度 26/121(日) 4,404(立方メートル/日)
H18年度  6/121(日) 4,178(立方メートル/日)
H19年度 15/122(日) 4,305(立方メートル/日)
H20年度 1/121(日) 3,626(立方メートル/日)
 
※上記の実績は現地の散水実態に照らして実施した散水試験の結果から改めて算出したものです。
○「単位時間当たりの取水量」は超過しておりません。
○ 取水は冬期の降雪時のみに行っており、特に多雪時に緊急避難的に散水を継続した際に一日最大取水量を超過した日がありました。
 
 
2.岐阜県からの指示内容
 
・平成17〜20年度における取水実績が、水利使用規則に定める取水量(一日最大)の上限を超えていたことから、これを是正するための措置を検討し報告すること。
・取水量の報告については、1日ごとの取水量についても記載し、その結果については1か月分を取りまとめ、翌月10日までに報告すること。
なお取水量の計測は流量計等客観的に検証できるもので行うこととし、そのための改善措置について報告すること。
 
 
3.当社の改善策
 
・今冬より、流量計を設置することにより従来以上に正確な取水量の把握を行うとともに、許可された「一日最大取水量」に達する時点で自動的に取水を停止する機構とします。
・これまで冬季終了後に一括して報告していた年度もありましたが、今後は上記把握に基づき、水利使用規則等に定められた報告を適正に行います。
 
なお貯水タンクの設置など水量確保のための当社対策を進めております。
 
今後とも、降雪時における東海道新幹線の安全安定輸送の確保については、万全を期して参ります。
 

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