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2010.04.22定例社長会見(平成22年4月・名古屋)

◆自動列車停止装置(ATS−PT形)導入の進捗について
 
当社では、平成18年度に、より高機能な自動列車停止装置(ATS−PT形)を在来線全線区に導入することを決め、平成23年度内までに順次使用開始できるよう工事を進めています。これまで順調に工事が進み、このたび最初の使用開始箇所における地上装置の設置が完了したので、現状及び今後のスケジュールについてお知らせします。
 
ATS(自動列車停止装置)とは、線路に設置された地上装置と車両に搭載された車上装置で構成され、次の閉そく区間に列車が在線しているなどの列車の走行状態に応じて、必要により自動的に列車にブレーキをかける仕組みです。
 
従来のATS−STは、地上装置のある箇所でのみブレーキ作動が可能な点制御を行っていたが、現在導入を進めているATS−PTは地上装置の情報から、車上装置でブレーキパターンを発生させ、列車の速度がこのパターンを超過した場合に自動的にブレーキが作動する連続制御を行うものであります。
 
現在の工事の進捗状況についてですが、地上装置については、今回中央線 山王信号場(金山駅)〜新守山駅間と関西線 八田駅〜桑名駅間への設置が完了しました。
 
中央線 山王信号場(金山駅)〜新守山駅間については、4月24日より使用を開始する予定です。これにより、ATS−P車上装置を搭載している貨物列車についてはATS−PTによる運転を行います。なお、旅客列車については、平成23年1月から順次使用開始を予定しています。また、関西線 八田駅〜桑名駅間は、各種試験を行って、6月までに使用開始する予定です。
 
車上装置については、整備対象759両のうち、3月末時点で約73%にあたる557両への設置が完了しています。今年度中に一部の気動車を除く全ての車両への設置を完了する予定です。
 
次に、ATS−PT地上装置の使用開始スケジュールです。
 
旅客列車については、地上装置と車上装置が共に使用開始となった箇所から、ATS−PTによる運転に切替えます。高速・高密度線区から順に導入を進め、中央線(名古屋駅〜中津川駅間)、関西線(名古屋駅〜河原田駅間)、東海道線(熱海駅〜米原駅間、大垣駅〜美濃赤坂駅間)、高山線(岐阜駅〜美濃太田駅間)、飯田線(豊橋駅〜小坂井駅間)で平成22年度内に、その他の線区・区間では、平成23年度内に順次導入していく予定です。
 
引き続き、より一層の安全に向けて全線にわたるATS−PTの設置を確実に進めてまいります。
 
※詳細はこちらをご覧ください。 http://jr-central.co.jp/news/release/nws000505.html
 
◆ 近鉄線不正乗車
 
先般、桑名駅において当社社員のICカードによる不正乗車という大変遺憾な事象があり、近畿日本鉄道株式会社に対してお詫びを申し上げ、きちんとした支払いを行うとともに、実行行為を行った社員7名と、同駅で多くの不祥事を発生させた駅長及び営業助役に対して厳正に処分を行いました。
 
現在、他地区においても同種の事象について関係する他社からの協力も得て調査中であり、全体が明確になった段階であらためてお知らせします。
 
桑名駅での事象の処分量定については、7名は出勤停止で最も重い30日間、管理責任として駅長は訓告、営業助役は戒告としました。
 
大変遺憾な事象で、恥ずかしい限りであり、きちんと調査し、再発防止に努めてまいりたいと思います。
 

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  • ※【社長会見】の記載のあるものは、定例記者会見にてリリースしたものです。
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