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2010.08.24車内配電盤からの発煙の原因及び対策について

 平成22年8月9日10時40分頃、東海道新幹線岐阜羽島〜米原駅間において、のぞみ155号(700系、16両)14号車の配電盤から発煙がありました。
 これまで、原因などについて浜松工場およびメーカーにて詳細調査を行ってまいりましたが、原因が判明致しましたのでお知らせします。なお、必要な対策について、順次進めてまいります。
 
1.発煙の原因
@原因の特定
配電盤内の配線で過電流が生じた際に、空調装置のうちの空調圧縮機※1ブレーカー※2(別紙1参照)の故障により、過電流を遮断できなかったため。
A発煙のプロセス、故障の内容(推定)(別紙2参照)
・換気装置の故障により換気装置ブレーカーがオフとなった際に発生したガスにより、空調圧縮機ブレーカー負荷側の端子間で放電が発生し、過電流が流れた。
・この際、空調圧縮機ブレーカーの「芯棒固定用はんだ」が振動疲労破壊により切れていたため、ブレーカーは過電流の遮断ができなかった。(別紙3参照)
・このため、過電流が流れ続け発熱し、ブレーカー内部が絶縁破壊され内部短絡し、さらに大きな電流が流れ発煙に至った。
※1 空調圧縮機:空調関係機器のうち、冷暖房のため冷媒を圧縮するもの。コンプレッサー。
※2 ブレーカー:過電流が流れたときにオフとなり、電流を遮断し、機器を保護するもの
 
2.対策
@同形式の空調圧縮機ブレーカー約9200個を「はんだ強化型」のブレーカーに取替えます。
A空調圧縮機ブレーカー負荷側端子部及び換気装置ブレーカー電源側端子部の絶縁強化を行います。
 
3.その他
・8月9日以降、当社車両の全ての配電盤について一斉点検を行い、目視により外観上異常がないことを確認しております。
 
 
※別紙は一部の携帯電話ではご覧になれませんので予めご了承ください。
 

※詳細は別紙をご覧下さい。
「別紙1〜4」 ( 891kb / PDFファイル)

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