2011.10.17東海道新幹線米原〜岐阜羽島間横取基地で発生した保守用車脱輪原因について
平成23年10月9日(日)4時35分に発生した東海道新幹線米原〜岐阜羽島間上り線の横取基地(保守用車
留置場、住所:岐阜県不破郡関ケ原町)で発生した保守用車脱輪の原因等についてお知らせいたします。
1.脱輪にいたるメカニズム
・当該箇所は作業を終えた保守用車を留置する場所で、半径100mの急なS字曲線の線路となっています。
・大型の保守用車は、通常は1両ずつ入線させますが、保守用車(1)(脱輪した側の保守用車)が保守作業後に
ブレーキが緩まない故障が発生したため、ブレーキを解き放つ処置をし、急遽保守用車(2)で連結し、横取基地
に収容する計画をしました。
・後方の保守用車(2)にて押す形で収容作業をしていたところ(約2km/h)、連結器を介して前方の保守用車(1)に
横方向の力がかかったため、レールがその圧力に耐えられず8mにわたってねじれ、脱輪に至りました。
※別紙に事故の概要、設備・保守用車の解説を記載しています。
2.原因
・保守用車の運行については、本線上ではルールを定めてありますが、横取基地では保守用車の連結に関する
明確なルールを定めておらず、当該の保守用車2両を連結した場合は入線できないことを、管理部門・現場
作業者とも十分認識していなかったため。
3.対策
・横取基地において、保守用車の長さに応じて、連結して入線することが可能な場合を特定し、それ以外は入線
を禁止するルールを定めます。
(横取基地へ連結して入線できない場合は、時間がかかっても保守基地に収容します。)
※詳細は別紙をご覧下さい。
「東海道新幹線米原〜岐阜羽島間横取基地で発生した保守用車脱輪原因について」 ( 318kb / PDFファイル)
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