2013.04.23歯車箱の一部破損の調査結果について
平成25年4月18日(木)、ひかり515号(700系16両編成、JR東海所属C50編成)にて、
一部破損が発見された歯車箱について、浜松工場で解体調査を行いましたので、調査結果
及び今後の対応についてお知らせいたします。
1.調査内容
C50編成10号車No.1台車の解体調査
2.調査結果(別紙1)
・歯車箱において既発表の破損(大歯車側)の他に、小歯車側にも破損が認められ、また、
小歯車軸受や継手等にも傷が認められました。
3.推定原因(別紙2)
・小歯車軸受のコロを保持する部品(保持器)が破損したことで、軸受のコロが脱落しました。
・歯車箱の大歯車側の破損については、脱落したコロが歯車箱のすき間に入り込み、大歯
車に噛み込んで、破損に至ったものと思われます。
・小歯車側の破損については、小歯車軸受の保持器が破損したことにより、小歯車が振れ
回り、歯車箱と接触したことで、破損に至ったものと思われます。
・各部品の取付状態、潤滑油の状況、及び検査記録表の内容により、当社のメンテナンス
過程には問題ないことを確認しており、当該保持器本体側に欠陥があったものと思われます。
この保持器の破損原因については、製造メーカーで引き続き調査しています。
4.今後の対応
・同一ロットの小歯車軸受については、良好なものに取替を進めて参ります。
・なお、取替までの間、小歯車軸受の健全性を確認するため、歯車箱の磁気栓検査と油分析を
行い、同種事象の発生を未然に防止します。
※詳細は別紙をご覧下さい。
「歯車箱の一部破損の調査結果について」 ( 290kb / PDFファイル)
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