2013.04.24【社長会見】東海道新幹線の省電力化及び輸送の安定性向上について
東海道新幹線の電力設備の更新について、現在進めている「電力補償装置」の取り替えと、今年度より進める「切替用開閉器」の取り替えについて、概要をご紹介いたします。
1.最新技術を用いた電力補償装置(RPC)【別紙1、2】
〇機能
新幹線車両が変電所から遠ざかるにつれて電圧が降下することを抑制するなど、新幹線の安定的な走行を維持するための装置。
〇改良点
(1)機器自体の電力損失の低減
(2)設置箇所数を減らせることによる電力損失の低減
(3)列車がブレーキをかける際に発生する回生電力を、変電所の電力供給エリアをまたがって利用
〇効果
新幹線の電力使用量を約3%削減(見込)
〇工期
平成23年度〜29年度(7箇所)
〇工事費
約184億円
2.静止形切替用開閉器【別紙3】
〇機能
新幹線が変電所の給電エリアをまたぐ際に、列車を高速で走行させたまま、電車線の電源を瞬時に切り替える装置。
〇改良点
新幹線初の半導体を用いた「静止形」を導入(機械的な駆動部分を排除)
〇効果
機械的な故障の発生をなくしたことによる輸送の安定性向上
〇工期
平成25年度〜31年度(33箇所)
〇工事費
約37億円
※詳細は別紙をご覧下さい。
「東海道新幹線の省電力化及び輸送の安定性向上について」 ( 907kb / PDFファイル)
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