2013.12.11【社長会見】在来線の鹿対策(衝撃緩和装置)の試行実績について
近年、鹿との衝突が多数発生し、列車の遅延や車両の破損、対応する社員の負担などが生じています。当社ではこれら問題点の軽減を図ることを目的として、衝突した際に鹿を線路の外に押しのける「衝撃緩和装置」を開発しました。昨年5月より順次、紀勢線を走行する特急「ワイドビュー南紀」の一部車両に取り付け、効果の検証を進めてきましたので、これまでの実績についてお知らせします。
1.衝撃緩和装置の設置状況
・紀勢線 特急「ワイドビュー南紀」(キハ85系)先頭車6両に設置
2.衝撃緩和装置の実績(平成24年7月〜平成25年11月)
・鹿を線路外へ押しのける割合が、非設置車両と比較して約13%高い
・運転再開までに要する時間が、非設置車両と比較して平均約3分短い
・30分以上の遅延が1件のみ(非設置車両では6件発生
3.今後の計画
・平成26〜27年度に高山線、太多線、紀勢線、参宮線に順次投入するキハ25形2次車52両にも設置
(分割・併合を考慮した形状)
※詳細は別紙をご覧下さい。
「在来線の鹿対策(衝撃緩和装置)の試行実績について」 ( 125kb / PDFファイル)
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