2011.06.29【社長会見】東海道新幹線の電気関係機器を収容する施設の耐震補強について
東海道新幹線の設備の地震対策については、第二指令所を新設したほか、高架橋柱・盛土等の土木構造物の耐震補強、脱線・逸脱防止対策に取り組んでいるところです。
さらに、全般検査、台車検査等を行う浜松工場や鳥飼車両基地についてはリニューアル工事にあわせて、建物の耐震化を進めています。
今回、電気・信号・通信の電気関係機器を収容する施設(合計180か所)のうち9か所について、必要な耐震補強を行うことで、安全安定輸送を確保する上で重要な電気関係機器を収容する建物の耐震補強は完了しますのでお知らせします。
1.耐震補強箇所(9か所)
T周波数変換変電所 2か所(神奈川県)
※富士川以東で電力会社から受電する50Hzの電力を、新幹線運行用の60Hzの電力に変換する変電所
U信号機器室 3か所(静岡県・滋賀県)
※ATC(自動列車制御装置)の地上装置などが収容された機器室
V通信機器室 4か所(神奈川県・愛知県・滋賀県)
※列車無線装置などの通信設備が収容された機器室
上記以外の171か所の電気関係設備を収容する施設は、他の施設の耐震化を進める等により、耐震性は確保されています。
2.主な補強方法(別紙参照)
3.工事費 約18億円
4.工期 平成23年6月〜平成25年9月
※詳細は別紙をご覧下さい。
「東海道新幹線の電気関係機器を収容する施設の耐震補強について」 ( 111kb / PDFファイル)
- ※ニュースリリースに掲載している情報は、発表日時点のものです。
現時点では、発表日時点での情報と異なる場合がありますので、あらかじめご了承、ご注意をお願いいたします。 - ※一部のニュースリリースについては、一定期間をもって更新・削除をさせていただく場合もあります。
- ※【社長会見】の記載のあるものは、定例記者会見にてリリースしたものです。