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2012.05.25【社長会見】「新幹線開業50周年記念高速鉄道国際会議〜飛躍する高速鉄道〜(仮称)」の開催について

 平成26年10月1日、東海道新幹線は、開業から半世紀を迎えます。この間、日本の新幹線網は約2,400kmにまで拡充され、今も建設が進められている路線があります。
 さらに、平成26年には、21世紀の高速鉄道システムである超電導リニアによる、約43kmの実用仕様線がすでに山梨に完成し、超電導リニアの走行試験を開始し、中央新幹線も工事の段階に入る予定です。
 この記念すべき節目の年にあたり、JR東海では「新幹線開業50周年記念高速鉄道国際会議 〜飛躍する高速鉄道〜(仮称)」を開催することといたしました。これより担当部署を定め、万全の企画準備を進めていきますので、お知らせいたします。
 
 世界初の高速鉄道として昭和39年に開業し、日本経済に大きな影響を与えてきた東海道新幹線は、国鉄分割民営化後、さらなる技術的飛躍を遂げ、今や完成の域に達しています。これからも、さらにたゆまぬ技術的改善を加えつつ、日本の社会・経済を支えていきます。
 東海道新幹線は、高速列車専用の軌道の上を、軽量高性能の電車列車が最新技術を活用した運行システムのもとに走行しています。在来線のように平面交差の踏切はなく、在来列車や貨物列車と線路を共用することがないため、列車の衝突可能性を完全に排除しています。開業後半世紀にわたる列車事故による旅客の死傷ゼロの安全記録、および比類なき正確性、安定性、高速性、省エネルギー性は、すべてこの形態により初めて可能となります。それはまた、土木構造物・軌道・電力設備・信号設備・車両・運行管理システム・修繕保守等を含めたシステムを一元的に運営することにより維持されています。
 
 JR東海は、この東海道新幹線システムを高速鉄道の標準のひとつとして世界で展開し、貢献をしていくことが大切であると考えており、このような考え方にご賛同いただける国や地域の方々と連絡を密にし、システムや技術についての情報を共有して議論する会議といたします。
 また、会議のご出席者には、すでに実用段階にある超電導リニアシステムを体験する機会を設定し、高速鉄道の将来を展望していただく予定です。
 
◎ 「新幹線開業50周年記念高速鉄道国際会議 〜飛躍する高速鉄道〜(仮称)」
 
  (1) 開催時期 平成26年秋
 
  (2) 会議出席者
      東海道新幹線と同様の純粋な高速鉄道システムを持つ国や地域、またはこれをこれから整備しようとしている
     国や地域の政府関係者、鉄道経営者、ならびに交通、環境などの分野に関する有識者などをお呼びします。
 
  (3) 共催 JR西日本及びJR九州
 
  (4) 会議内容
      高速鉄道がこれまで果たしてきた役割を振り返り、21世紀に果たすべき役割を議論します。
 
  (5) 担当部署(責任者)  総合技術本部(専務取締役 森村 勉(海外高速鉄道担当))
 

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