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2012.07.18【社長会見】小牧研究施設 開設10周年とこれまでの技術開発成果について

 当社では、平成14年7月に愛知県小牧市に研究施設(技術開発部)を開設し、中長期的な視点から会社施策に資する課題を設定して、技術開発に必要な設備を順次増やしつつ、東海道新幹線の競争力強化のための質的向上や、設備の維持・強化策、ならびに安全・安定性の向上、コスト低減の追求、およびサービスの質的向上に向けた技術開発に取り組み、様々な課題を解決してきました。
 この小牧研究施設は7月1日に開設10周年を迎えましたが、これまでの主な開発成果をご紹介いたします。
 
○主な技術開発成果
 (1)N700系およびN700A車両技術【別紙1】
   速達化と柔軟なダイヤ設定を実現するための新型車両の要素技術を開発しました。
    ・N700系に導入
     車体傾斜装置、先頭形状の最適化、低騒音パンタグラフ、全周ホロ
    ・N700Aに導入
     台車振動検知システム、中央締結ブレーキ装置(※)、定速走行装置(※)
      (※)既存のN700系も改造し同技術を導入
 
 (2)脱線・逸脱防止対策【別紙2】
   平成16年に発生した新潟県中越地震による上越新幹線での脱線事故を受け、対策の検討を進めてきた結果を踏まえ、
   東海道新幹線における新たな地震対策として、平成21年から脱線・逸脱防止対策を実施しています。
    ・脱線防止ガードは本年度末までに延長140kmの敷設完了予定。
    ・逸脱防止ストッパは本年度末までに139編成に設置完了予定。
 
 (3)土木構造物の維持・強化【別紙3】
   鋼橋やコンクリート橋、トンネルに対して、経年による劣化を抑制し、これら構造物の健全性維持に
   資する研究開発成果を上げています。

※詳細は別紙をご覧下さい。
「小牧研究施設 開設10周年とこれまでの技術開発成果について」 ( 1140kb / PDFファイル)

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  • ※【社長会見】の記載のあるものは、定例記者会見にてリリースしたものです。
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