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2012.11.15【社長会見】在来線車両による鹿対策(衝撃緩和装置)の運用状況について

 近年、在来線列車と野生動物との衝突が増加しています。特に当社管内では鹿との衝突が多数発生し、列車の遅延や車両の破損、対応する社員の負担などが生じています。
 当社ではこれら問題点の軽減を図ることを目的として、鹿と衝突した際に線路の外に押しのける「衝撃緩和装置」を開発しました。今年5月より順次、紀勢線を走行する特急「ワイドビュー南紀」の一部車両に取り付け、効果の検証を進めてきましたので、これまでの実績と今後の計画についてお知らせします。
 
1.衝撃緩和装置の設置状況
  紀勢線 特急「ワイドビュー南紀」(キハ85系)先頭車4両に設置
   ※4両内訳:非連結タイプ2両、連結タイプ2両(車両同士の連結を考慮したタイプ)

2.衝撃緩和装置設置車両の鹿との衝突状況
  10月末までの鹿との衝突件数は14件でした。そのうち13件で、鹿を線路外へ押しのけることができました。
 
3.今後の計画
  衝撃緩和装置による一定の効果が認められましたが、引き続き走行実績を積み重ね、効果の検証を進めていくとともに
  装置の耐久性などの確認を行っていきます。また、更なる衝突実績の蓄積のため、今年度中に連結タイプの衝撃緩和
  装置を2両分、追加導入します。

※詳細は別紙をご覧下さい。
「在来線車両による鹿対策(衝撃緩和装置)の運用状況について」 ( 115kb / PDFファイル)

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  • ※ニュースリリースに掲載している情報は、発表日時点のものです。
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  • ※【社長会見】の記載のあるものは、定例記者会見にてリリースしたものです。
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