2013.08.23東海道新幹線の運転士が運転中に私用で業務用携帯電話を扱った事象について
東海道新幹線の運転士が、運転中に私用で業務用携帯電話を扱った事実が判明し、社内調査を進めてまいりました。このたび、調査が完了しましたので、その結果についてお知らせいたします。
1)事象の概要
平成25年8月10日(土)18時10分頃、掛川駅〜浜松駅間を走行中の「のぞみ243号(東京駅17:00発、新大阪駅19:33着)」
にて、見習運転士を指導中の運転士が、業務用携帯電話を扱って他の乗務員に私用のメールを送信し、運輸所の当直管理者がそ
の事実を確認したことにより、発覚しました。
2)社内調査の結果
当該運転士をはじめ、全新幹線運転士を対象に調査(期間:8/11〜8/22)した結果、当該運転士を含む新幹線運転士8名が、運
転中に私用で業務用携帯電話を扱っていたことが判明しました。
3)今後の対応
・今回の事象は、ATC等システムによる保安措置がとられている新幹線においては、直接的に安全を脅かすものではありませんが、
運転業務に専念すべき会社の指導に反するものであり、関係者に対して厳正な処分を行います。
・また、訓練、点呼、添乗時等に改めて指導、徹底するほか、業務用携帯電話の機能に必要な制限をかけるとともに、定期的な使用
履歴の確認を行う等の再発防止措置をとります。
4)中部運輸局への報告
この件について、本日8月23日(金)に中部運輸局に報告いたしました。
※「運転操縦中の運転士が、私用の携帯電話を扱うこと、また、これに類する行為」が発生した場合、省令により運輸局への報告が
義務付けられています。
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