2014.07.16【社長会見】武豊線電化に向けた取り組みについて
当社では、名古屋都市圏の通勤・通学輸送等を担っている武豊線(大府駅〜武豊駅間)について、更なる輸送サービスの向上を目的として、平成27年春の電化を目指して工事を進めてきています。工事が順調に進捗し、今般、架線や変電機器など主な設備の設置が完了し、電化区間としての外観が整いましたので、お知らせします。
1.電化工事の進捗(平成26年6月末時点)
主な設備については、設置が完了しています(別図1参照)。現在は、補助的な部品の取り付け、機器の動作試験等を行っています。
・電柱の建植 全体総数550本について完了
・架線の設置 全体総延長約26kmについて完了
・変電所(2箇所) 建物の建設、機器の設置工事が完了
2.電化工事の特徴
(1)き電ちょう架線の導入
・電化に際しては、変電所から電車に電気を供給するための設備として従来から使われてきた「き電線」と「ちょう架線」の両方の機能を
一体とした「き電ちょう架線」(別図2参照)を用いる方式を採用し、シンプルな設備とすることにより、低コスト化、保守性の向上、
作業安全性の向上等を図っています。
・当社管内において、「き電ちょう架線」を全線にわたり導入するのは、武豊線が最初の線区となります。
(2)新型車両の導入
・武豊線電化にむけて、313系の新型車両28両を投入します。今回新製投入する313系車両は、車内の照明をLED化しており、
環境への負荷をより一層低減します。
3.設備投資額
約82億円(地上設備:約32億円、車両:約50億円)
4.今後の予定
平成26年8月〜10月頃 電車線路設備及び変電所の国土交通省完成検査
平成26年11月〜 営業車両による走行試験
平成26年12月〜 営業車両による乗務員の訓練運転
平成27年春頃 武豊線電化開業
※詳細は別紙をご覧下さい。
「武豊線電化に向けた取り組みについて」 ( 499kb / PDFファイル)
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