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2009.10.21東海道新幹線における地震対策について

 東海道新幹線における地震対策については、これまで高架橋柱・盛土等の土木構造物の耐震補強、早期地震警報システムの導入、第2総合指令所の開設等に取り組んできました。
 今回、平成16年に発生した新潟県中越地震による上越新幹線での脱線事故を受け、対策の検討を進めてきた結果をふまえ、東海道新幹線における新たな地震対策として、脱線・逸脱防止対策を実施することとしましたので、お知らせします。
 
1.脱線・逸脱防止対策の内容(詳細は別紙参照)
(1) 脱線防止ガード
・地震時の脱線そのものを極力防止するため、東海地震の特に地震動が強いと想定される地区及び脱線時の被害拡大のおそれが大きい高速で通過する分岐器の手前区間を中心に、脱線防止ガードをレールの内側に並行して敷設します。
・敷設区間は、軌道延長140kmです。
 
(2)逸脱防止ストッパ
・万一脱線した場合に、車両が線路から大きく逸脱することを極力防止するため、142編成の新幹線の車両の台車中央部に、逸脱防止ストッパを設置します。
 
(3) 土木構造物対策
・脱線防止ガードを有効に機能させるため、今回新たにバラストの流出、盛土の沈下、高架橋の変位を抑制する対策を実施します。
・対策区間は、脱線防止ガードを敷設する140kmに対応する区間です。
 
2.工事費:約380億円
 
3.工期:平成21年10月〜平成25年3月(予定)
 

※詳細は別紙をご覧下さい。
「東海道新幹線における地震対策について」 ( 179kb / PDFファイル)

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