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2009.10.29名松線の今後の輸送計画について

平成21年10月8日の台風18号によって名松線は大きな被害を受けました。松阪・家城間は比較的軽微な被災であったため、15日から所定運転を再開いたしましたが、家城・伊勢奥津間は甚大な被害を受けており、現在もバス代行を継続しております。
被災後、状況の詳細な調査を行ってまいりましたが、下記のとおり名松線の今後の輸送体制について、関係自治体等にご提案していくこととしましたので、お知らせいたします。
 
 
1.今回の被災状況について
別紙参照
 
2.今後の輸送体制について
家城・伊勢奥津間(17.7km)について、急峻かつ狭隘な地形を走る区間であることから、これまでも多数存在する曲線・勾配区間でのきめ細かな速度制限や、降雨時には1時間あたりの雨量2cmでも列車抑止することにより安全を確保してきたところであります。
このたびの被災後、路盤のみならず周辺の状況を含め、慎重な調査を実施してまいりました。その結果、地形・構造物の制約のみならず、山林を含めた周辺部からの鉄道設備への影響が大きくなっていることが改めて明らかになりました。
従って、仮に復旧したとしても同程度の自然災害ではもちろん、それ以下であっても大きな被災が発生する恐れや長期にわたる運転規制等を行わざるを得ない状況が考えられ、安全・安定輸送の提供という当社の基本的な使命を全うできず、ご利用されるお客様に大変なご不便をおかけする可能性が高いことが懸念されます。
このため、家城・伊勢奥津間については当面バス代行を継続していきますが、今後も名松線で行っている松阪・伊勢奥津間の旅客輸送を引続き当社が担っていくため、関係自治体等に上記の事情を十分にご説明するとともに、以下の考え方をご提案してまいりたいと考えております。
 
 
@松阪・家城間は鉄道で、家城・伊勢奥津間はバスでの輸送とすること。
 
A現行の運賃等の考え方は維持していくこと。
 
※別紙は一部の携帯電話ではご覧になれません。予めご了承ください。
 
 

※詳細は別紙をご覧下さい。
「別紙」 ( 1.8 mb / PDFファイル)

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