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2010.11.29【社長会見】東海道新幹線の雪対策について

 東海道新幹線では、冬季における岐阜羽島〜京都間の「関ヶ原地区」を中心とした降積雪に対し、安定した輸送を確保するためこれまで様々な取組みを実施してきました。
 今年度も12月から3月までを冬期輸送対策期間と位置づけ、引き続き下記の対策を実施し、安全を確保した上で、極力列車に遅れが生じないよう取組んでいきます。
 
1、列車の運行を確保するための対策
(1)ラッセル車、除雪機械(ロータリーブラシ式)による除雪(図1、2)
(2)電気融雪器による分岐器の不転換防止(図3)
 
2、車両床下に付着した雪の落下によるバラスト(砕石)の飛散防止対策
(1)スプリンクラーによる濡れ雪化(図4)
(2)主要駅での雪落とし作業の実施(図5)
(3)営業開始前の上り回送列車の運行
   ⇒始発列車前に降積雪がある場合に回送列車を運行することにより、始発列車への着雪量を極力減らし、雪落とし作業時間を短縮
 
3、カメラの活用による迅速且つ的確な速度規制(図6、7)
 東海道新幹線では雪の舞い上がりによる車両床下への着雪の恐れがある場合や、車両床下への着雪を認めた場合、適切に速度規制を行う必要があります。
 当社では、極力列車に遅れが生じないよう、さらに迅速且つ的確な速度規制を実施するために、乗務員・駅係員を介さず、輸送指令員が総合指令所において、雪の舞い上がり状況や車両床下への着雪を直接確認して規制速度を決定する方法の検討を進めてきました。
 平成18年度から昨年度までの試行・検証によりその効果を確認したため、今年度から車上カメラ・地上カメラを活用した速度規制を本格的に実施していきます。
 
(1)車上カメラ(図6)
・軌道内の雪の舞上り状況を確認
・設置編成数:N700系29編成(平成22年11月29日現在)
         平成23年度末までに、N700系に50編成設置予定
(2)地上カメラ(図7)
・車両床下への着雪状況を確認
・設置箇所:3箇所(岐阜羽島〜京都間)

※詳細は別紙をご覧下さい。
「新幹線の雪対策 図1〜7」 ( 735kb / PDFファイル)

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  • ※ニュースリリースに掲載している情報は、発表日時点のものです。
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  • ※一部のニュースリリースについては、一定期間をもって更新・削除をさせていただく場合もあります。
  • ※【社長会見】の記載のあるものは、定例記者会見にてリリースしたものです。
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