2010.12.08【社長会見】山陽・九州新幹線直通運転列車の乗り入れに向けた準備状況
JR東海では、新大阪駅及び鳥飼車両基地に山陽・九州新幹線直通運転列車が乗り入れることになるため、受入れ準備を進めています。
1.新大阪駅の旅客設備の改良
下記の設備改良等により、九州新幹線をご利用のお客様への案内を実施します。
@発車標・乗車口案内掲示器の改良
新大阪駅構内(ホーム・改札内)にある発車標と乗車口案内掲示器を新しい列車名や行先等に対応できるよう改修するとともに、通路発車標は他の発車標と合わせフルカラーLED化し、見やすくします。また編成により乗車口が異なる箇所には新たに乗車口案内掲示器を設置します。(図1〜3)
A20番線ホームにエスカレータを新設
3月には、山陽・九州直通列車が発着する20番線に下りエスカレータを増設し、さらに改札からの小段差にも双方向にエスカレータを新設します。
2.新幹線運行管理体制の整備
東海道・山陽・九州新幹線の列車運行を円滑に行うため、システム改良や指令の体制を整備し、これまで同様、安全・安定輸送を確保します。特に列車の遅れが他の列車に波及しないよう、運行管理上のルールを定めています。
・東海道・山陽新幹線の運転管理システム「コムトラック」と九州新幹線の運行管理システム「シリウス」を接続したことにより東海道・山陽・九州を走行する全ての列車の運転状況を一元的に把握することが可能となります。(H22.11実施)
・運行管理を一体的に行うため、東海道・山陽新幹線の総合指令所(東京)内に、九州新幹線を統括するJR九州の指令長が常駐し、ダイヤが乱れた際は東京の総合指令所で3社協議のうえ全体方針を決定します。
3.鳥飼車両基地でのメンテナンス
山陽・九州新幹線直通運転列車の車両が大阪府摂津市にある当社の烏飼車両基地に乗り入れるのに伴い、車両の清掃整備を当社が受託するので、車両設備の確認等の準備を行っています。また臨時に検査・修繕を行うこともあり、それに伴い必要となる社員教育も実施します。
※詳細は別紙をご覧下さい。
「別紙1」 ( 119kb / PDFファイル)
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