2014.11.12【社長会見】東海道本線の運行管理システム取替に伴う旅客案内等の充実について
当社では、平成元年〜16年にかけて在来線各線区(名松線を除く)に運行管理システム(CTC・PRC装置等)を整備しましたが、現在、このシステムの取替を順次実施しています。このたび、東海道本線(名古屋地区:新所原駅〜米原駅間)の運行管理システムの取替が完了し、異常時の指令員の支援機能を改良したことに加え、お客様のご利用の多い駅の旅客案内設備について、順次切替を実施しますのでお知らせ致します。
1. 概要
(1)旅客案内の充実(東海道本線名古屋地区の一部を除く27駅で実施)【別紙1】
1) 発車標に列車毎の遅延時分表示を行います。
2) 普通・快速列車について、発車標及び、自動放送による乗車位置案内を行います。
※27駅中17駅で実施
3) 指令からの情報を発車標の案内テロップに表示することを可能とし、異常時等における情報案内の充実を図ります。
(2) 運転規制発生時の支援機能の付加【別紙2】
風・雨等による運転規制時に列車を確実に停止させるため、運転規制発生と同時に自動で停止信号とするシステムとし、
指令員の迅速かつ正確な対応が可能となりました。
(3) ダイヤ操作支援機能の付加、異常時対応訓練の充実【別紙2】
異常時に指令員が行うダイヤ変更操作を支援する機能を追加しました。また、あわせて訓練装置にシナリオ機能
(設備障害、列車遅延など)を追加し、より実践的な訓練を行うことにより、指令員の異常時の対応能力の向上を図ります。
2.工事費(概算)
約49億円(東海道本線 名古屋地区)
※工事着手:平成22年10月、CTC取替完了:平成26年9月
3.使用開始時期
(1)旅客案内の充実 : 平成26年11月18日より順次(乗車位置案内は平成27年春頃)
(2)運転規制発生時の支援機能 : 平成26年10月14日
(3)ダイヤ操作支援、異常時訓練 : 平成26年10月14日
※詳細は別紙をご覧下さい。
「東海道本線の運行管理システム取替に伴う旅客案内等の充実について」 ( 562kb / PDFファイル)
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