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2010.06.09IC乗車券の不正使用に係る調査結果等について

 先般、桑名駅において当社社員がIC乗車券を不正使用し他社線に無賃乗車していたことが判明し、その後各地区において同種事象の有無等について調査を進めてまいりました。このたびその結果がまとまりましたので、関係者の処分内容および今後の再発防止策とあわせご報告いたします。
 これまで鉄道事業の基本である社員の規律維持などに取り組んできましたが、今回、以下のような事象が発生し当社の信頼を失わせかねない事態となったことは誠に遺憾であります。ご迷惑をおかけした関係の皆様方にあらためてお詫び申し上げますとともに、事態を厳粛に受けとめ、今後、再発防止に徹底して取り組んでまいります。
 
1. 調査方法・結果
〔調査方法〕
・JR東日本・JR西日本とのIC乗車券の相互利用開始により、当社各駅においても他社IC乗車券の入場記録の消去処理が業務上本格的に必要となった平成20年3月以降のシステムデータ(入場記録の消去処理実績データ)を対象に調査。
・また、相互利用開始の1年前の平成19年3月以降、駅の出改札業務に携わった社員全員の約3,000名に対して1回ないし複数回にわたり面談。
・上記調査の結果、不正の可能性のあるIC乗車券について、関係各社にもご協力をいただき当該IC乗車券の発行時点まで遡ってシステムデータを調査。
 
〔調査結果〕
・通勤時または業務外において、IC乗車券で他社線駅から入場し、他社線との共同使用駅(東京駅、新大阪駅等)を含む当社管内の駅で職務乗車証を使用するなどして出場。その後、自分の勤務している駅等の窓口処理機でIC乗車券の入場記録を自らあるいは同僚社員に依頼し、消去していました。
(23駅 85名:本年3月に処分発令済の桑名駅での事象を含む)[別紙1参照]
(注)窓口処理機・・・「自動改札機の入出場時に不具合があった場合に対応する」等のため、駅係員が操作する機器[別紙2参照]
 
〔その他〕
・不正乗車金額は総額252,930円。関係する他鉄道会社に対し、お詫びのうえ当該社員により清算を行います。
・他鉄道会社で発生した磁気定期券の情報改ざんによる無賃乗車事象についても、調査しましたが、当社ではそのような事象はありませんでした。
 
2.関係者の処分等
上記調査結果に基づき、別紙3のとおり処分等を通知しました。
 
3.再発防止策
(1)新幹線に係る共同使用駅における職務乗車証の使用制限
・新幹線に係る共同使用駅において、職務乗車証を使用して新幹線・在来線乗換改札を通過することができないよう自動改札を改修します。また、他社在来線改札も通過できないよう自動改札の改修を関係各社に依頼します。
・この改修が完了するまでの間、上記改札の職務乗車証による通過は禁止しています。
(2)記録簿の作成・確認
無賃乗車につながる可能性のある窓口処理機の入場記録の消去処理操作について、処理者が記録を残し、管理者が日々点検することとします。
(3)システムデータの確認
システムデータを定期的に抽出し、不正な処理を行っていないか確認します。
(4)関係社員への指導の徹底
・私物のIC乗車券の執務室への持ち込み禁止、私物のIC乗車券の自分自身による入場記録の消去処理操作の禁止について指導を徹底しました。
・駅社員等に対し、鉄道会社社員としての自覚を促し、規範意識の再確認、厳正な業務執行につき、あらゆる場で再徹底します。
(5)磁気定期券情報の操作制限
・今回の事象にはありませんでしたが、磁気定期券の情報改ざん対策として、磁気定期券を入場記録がなくても出場可能にする処理ができないようシステム改修を検討します。
・この改修が完了するまでの間は、記録を残し、日々記録を点検します。
 
 
※別紙は一部の携帯電話ではご覧になれませんので予めご了承ください。

※詳細は別紙をご覧下さい。
「(別紙1)IC乗車券による他社線不正乗車の主なケース」 ( 149kb / PDFファイル)
「(別紙2)窓口処理機」 ( 97kb / PDFファイル)
「(別紙3)関係者の処分等」 ( 63kb / PDFファイル)
「(参考)子会社における調査結果」 ( 54kb / PDFファイル)

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