2012.10.25【社長会見】東海道新幹線総合事故復旧訓練の実施について
会社発足以来、万一の災害や事故に備え「総合事故復旧訓練」を毎年(※)実施しております。
※平成16年は台風の接近により中止
今年も下記の要領で訓練を行い、事故発生時の速やかな復旧体制の充実、系統を超えた連携作業の確立および知識の取得、関係会社を含めた社員の技術力向上と若手社員への技術継承を図ります。
1.日 時 平成24年12月12日(水)10時00分〜16時30分
2.場 所 三島車両所(静岡県駿東郡長泉町下土狩)
3.参加人員 約1,000名
4.訓練項目(訓練項目は過去最多36項目、今回初の訓練は7項目)
主な訓練項目は次の通りです。(別紙参照)
(1)地震を想定した訓練
○N700系脱線復旧訓練 (写真1)
・脱線した新幹線電車を、車両復旧機材を使用して、線路上に載せる訓練を行う。
○のり面崩壊時の復旧訓練及びジオテキバッグ製作訓練【今回初】 (写真2、3)
・土嚢袋に砂を入れ、被災により崩れた盛り土のり面箇所への土嚢積みする訓練を行う。
・崩れたバラストを固定するためのジオテキバッグ(バラストを入れた網目状の袋)製作の訓練を行う。
(2)お客様を救済するための訓練
○列車内に火や煙が発生したことを想定した避難誘導訓練 (写真4)
・お客様を安全な車両へ避難誘導する訓練を行う。
・線路上へ降りて避難いただく時に使用する非常用脱出梯子の取り扱い訓練を行う。
(3)その他の訓練
○大型クレーン車を使用した保守用車脱線復旧訓練 (写真5)
・保守用車(軌道モーターカー)の持ち上げに支障する架線を移設した上で、脱線した保守用車を、大型クレーン車で線路上に載せる訓練を行う。
○電力保守用車を使用した設備点検訓練 (写真6)
・災害等により架線などの設備が損傷した場合を想定し、電力保守用車(高所作業車)を使用した点検の訓練を行う。
※詳細は別紙をご覧下さい。
「東海道新幹線総合事故復旧訓練の実施について」 ( 380kb / PDFファイル)
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